組体操は体罰

今から数十年前、中学校1年の5月のことです。体育のA先生が10月の運動会の大ムカデの練習をすると突然、言い出しました。大ムカデとは別名ムカデ競争といって、男子生徒が前後の人と足を結わえてイチニイチニと掛け声を出して進むというものです。

大ムカデは必ずと言っていいくらい将棋倒しになります。そのたびに生徒は膝をすりむいたり足首をねんざしたりするものです。

将棋倒しになって、皆がウンウン唸っていたときのこと、ふとA先生を見たらニヤニヤと笑っていました。

最近になって昔を思い出し、いろいろ考えてみました。

実はA先生は私が入学する2年前に重大な体罰事件を引き起こし、大問題になっていました。そこで先のニヤニヤを考えてみると、A先生は直接的な暴力は問題になるから間接的な暴力をするようになったと思うのです。

そこで大ムカデを運動会の5か月も前に生徒にやらせて生徒が将棋倒しになって苦しんでいるのを見て楽しんでいたというわけです。

今でもこの大ムカデは中学校で行われているそうです。それ以外に人間ピラミッド、人間タワーなどの組体操も体罰の代わりに使用されていると思います。痛い思いをしたり、崩れてけがをするのはあきらかです。驚いたのは人間ピラミッドをある幼稚園の園児たちがやっていたことです。こんなことをしたら背骨がゆがんでしまうと思います。

またテレビ朝日ではこの10年来、30人31脚が放送されてきました。これも体罰の代わりに使用されていると思います。指導している先生の顔が画面に映ると、体罰が好きそうな感じがしてしまうのは思い込みでしょうか?

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