アワの歌健康法 実践篇
アワの歌を自分のものにするにはかなりの執念というか、根気が必要です。 これは呼吸法や気功法にも共通することです。 しかしアワの歌はあまりにも簡単に実践できるので、反対にすぐに飽きる傾向があります。 毎日1時間唱える アワの歌を唱えるには回数でいく方法と毎日1時間唱える方法があります。 回数だと指で数えることになりますが、時間でいく方法だと電車に乗りながらでもできます。 この一時間は分割してもよくて、とにかく合計して1日で1時間になるようにします。 もちろん何時間も唱えてもいいのですが、社会性を損なう可能性もあるのでほどほどにした方がいいです。 ちなみに愛念行は3時間、5時間とやることがありますが、アワの歌は長時間やる必要はありません。 ゆっくりと唱えるのもよいし、声に出さなくてもよいのです。 まず初心者は20回くらい続けて唱えてみます。すると一時的に体がほぐれる感覚があると思います。 気を出す アワの歌を毎日唱えていると、人によると思いますが、数年で手全体から気を出せるようになります。しかしその力は弱くてせいぜい身体のコリをほぐすくらいです。 新興宗教では手のひらから気を出して相手を癒す種類がありますが、アワの歌はそれほどの力はないと思います。 施術の時はアワの歌を唱えながら、手を体に置いて気を入れるようにします。 この時期に注意すべきは上気しやすくなるということです。体が妙に熱くなり、のぼせたようになります。これを解消するには動き回って汗をかくようにするのがベストです。 次に5年10年と唱えていくと手のひらだけでなくて、指先から気を出せるようになります。 仙骨中心説の疑問 さて仙骨中心説という考え方があります。つまり仙骨を整えれば体全体のゆがみが取れるということです。この考え方が正しいのなら、手のひらや指先から気を出して仙骨をほぐせば体は良くなるはずです。 そこで実際に自分に対してやってみたのですが、確かに下半身は軽くなりましたが、体全体がほぐれるという感じはありませんでした。反対に、グルグルめまいを起こしてしまって大変な目にあったのです。もし他人にこれを試していたらその人も同じようなことになると思うので安易に施術はしない方がよいと思います。