高齢者の問題行動 どうする？

高齢者が増加すると、それに伴う問題も大きくなります、

ところが高齢者はテレビや新聞のお得意様なので
その問題が表面化しません。
では実際にどのような問題行動が起きているのでしょうか？

駐輪、駐車が気に食わない

街を観察すると特定の地区で異常な数の駐輪禁止という看板があって驚きます。
自転車が歩道に置いてあると、すぐに行政に通報する高齢者がいるといいます。

他にもマンションの高層階から一日中ずっと下を見ていて、路上駐車があればすぐに警察に通報する。こういう高齢者が実際に存在します。
中には役所に苦情を言って、道路の形状を変えて駐車できないようにしたという話もあります。

子供の声がうるさい

子供の声がうるさいという苦情があって、保育園では園庭で子供を遊ばせず、室内で遊ばせています。
また公園には注意書きが設置され、子供が実質的に遊べないようにしている事例もあります。特に７０代女性が問題です。高齢になると耳が遠くなると思われていますが、実は結構聞こえているのです。

音が襲ってくる

高齢者の中に音に過敏になっている人がいます。
子どもが遊んでいる声、クルマが急ブレーキをかける音、マンション内の固体音など
そのような音を聞くと不安になってしまうのです。
音が襲ってくると感じているそうです。
若い時は何ともなかった騒音が異常に気になるのです。

また音が原因で引っ越しを繰り返す高齢者が実際に存在します。

音が無いと不安に感じる

これは今まで述べたタイプと正反対のタイプです。
音が聞こえていないと不安で仕方がないのです。
このタイプは騒音問題を引き起こすので、すぐに近所にバレテしまいます。
玄関周りで何か規則的な物音を立てたり、布団叩きを必要以上に行います。
当然、外にも音が漏れるので、近所から苦情がでますが、本人はそんなことよりも自分の事しか頭にありません。

物が置いてあると不安になる

たとえば図書館の階段の隅に脚立が置いてあるとします。
それを見た高齢者が職員に、
「あれは何だ。目障りだから片付けてくれ」
と言うわけです。

とにかく見慣れない物が置いてあるだけで不安になる人々です。

隙間が怖い

これもよくあるタイプです。
物と物の間に隙間があると怖くて仕方ありません。
そこでさまざまな物を隙間に埋め込みます。
これが自分の家だけならいいのですが。

ドアから誰かが入ってくる

ドアから人が入ってくる感じがする。そのため家の中で寝られなくなった。
いつも車で寝ている。
という不思議なタイプがいます。

かゆみが怖い

蚊に刺されただけで大騒ぎする高齢者が存在します。
「かゆみが自分を攻撃してくる」と感じているとか。
その恐怖感を払拭するために役所に苦情の電話をして
蚊が発生する側溝の掃除を要求するわけです。
また老人特有の乾燥肌になって痒みが生じている場合は
何種類もかゆみ止めをドラッグストアで買ってくるようになります。

痛みが怖い

これもかゆみと同じく高齢者を恐怖させる原因です。

同じ行動をしてくれないと不安になる

散歩の途中に良く会う人が突然、姿を見せなくなった。
一体どうしたのか？と一日中考え込んでしまう。
これは他人の行動がいつも同一パターンでないと不安に感じるタイプです。
もちろんテレビ番組の出演者が突然姿を消すと不安になるわけです。

あいさつがないことに憤慨する

たとえばテレビ番組で出演者があいさつをしなかった。
そのことに腹を立てる。テレビ局に電話をして「なぜあいさつをしないのか」と苦情を言うわけです。いかにも礼儀を重んじているように感じます。
しかしテレビを見ている当人はどうでしょうか。
おそらくテレビに向かってあいさつなどしないでしょう。

時刻表的生活を妨害されると怒る

高齢者は時刻表的な生活を送っています。
これはネコ型思考特有の安心感を得る方法です。
ところが毎日同じ時間に昼食を食べているのに、
その日に限って宅配便が届いて昼食の時間がずれてしまった。
そして激怒するというわけです。

占拠タイプ

高齢者グループがあって、特定の場所を占拠してしまうのです。
たとえば銭湯などが狙われます。
「この場所は誰々さんが使用する」と決まっていて
他の人が使用することができません。
最近はコンビニにイートインコーナーが次々に出来ています。
特に郊外に行くとそのスペースも広くなり、
おそらく高齢者のグループがそこを占拠していると思います。

怒鳴る

これは男性特有と思われていますが、女性にもいるタイプです。
アニメのちびまる子ちゃんのお母さんがこのタイプですが、高齢になると周囲と問題を起こしてしまいます。
被害者はたいてい若い女性です。
実際に注意深く観察すると、スーパー、電車や駅などで高齢者の男性が若い女性を怒鳴っているのを見ます。
要するに弱そうだから怒鳴っても仕返しされないだろうという訳です。

異常なおしゃべり

他人のことなどどうでも良く、とにかく自分の事だけしゃべりまくる人がいます。
これは若い人にもいるタイプですが、それが高齢者で病的になっている人が
存在します。このような人は先述の占拠タイプでリーダー格になります。

若者や子供の死に異常に執着する

テレビや新聞は高齢者向けに変化しています。
たとえば昔は新聞のベタ記事だった少年によるリンチ殺人や、親が乳幼児を殺した
という事件か大きく取り上げられるようになりました。
理由は高齢者が子供の死に敏感になっているからです。
しかし現在の高齢者が若い時はどうだったかと言うと、
現在よりも悲惨な事件が多かったと思いますが、それに対しては
思い出そうとしません。あくまで昔は良い時代だったと思い込んでいるようです。

異常な早起き

行動する時刻がずれている人です。
たとえば朝4時に起きて活動するとか、このような人は当たり前に存在します。
スーパーでは午前11時が混雑する時間という話です。
もちろんお客は高齢者です。
総じて5時間くらいずれた生活をしていて、
就寝時間は午後6時ころ。目覚めるのが午前1時。
夕方のニュース情報番組の開始時刻が4時になっていました。

テレビ局は高齢者の生活時間のずれを良く研究していると思います。

昼夜逆転生活

昼間寝て、夕方になると起きて一晩中動き回る高齢者が存在します。
働いていた時、そのような仕事に就いていたのかも知れません。
他人に迷惑をかけないのなら問題はありませんが。

外出する方角が決まっている

これは非常に面白い世界です。
たとえば、東の方角にこだわって、他の方向に外出しないという高齢者が存在するのです。
自動車や自転車で出かけている高齢者を注意深く観察した方がいいと思います。

悪口だけ

とにかくしゃべることは他人の悪口だけ。そのため施設などで持て余して、退所になってしまいます。

高齢者のオリンピックに対する異常な執着

現在の高齢者たちは１９６４年の東京オリンピックを見て感動しています。
そのためオリンピックに対して異常な執着をしているのです。

特に東京都が新しい知事に変って、費用の見直しをしたことに対して
怒っています。オリンピックは素晴らしい物だから、それにカネをかけて何が悪い
という訳です。この辺が若い世代と隔絶している点と思います。
スポーツ選手に対する執着もすさまじく、あぜんとしてしまいます。

新聞とテレビに執着

これは仕方がない面もあります。ネットを使いこなせないからです。
しかしそのためにNHK受信料と新聞購読料で毎月６５００円以上も出費していることはどうなんでしょうか。
また新聞を貯めこんでゴミ屋敷同然となっている高齢者も存在します。

テレビの報道番組ではおじいさん二人がダラダラとしゃべっています。
テレビの出演者の高齢化はすごいですが、それが問題視されることはありません。
なぜなら見ているのは高齢者だからです。

１５年ほど前の新聞のテレビ欄を見て気づきましたが、当時はまだ若い人向けの番組が多く、活気が感じられました。ところが最近のテレビ欄は高齢者向けなのか、妙につまらないものが多くなりました。

ソフトストーカー

これは「犯罪ではないけどストーカーだよね」という行為です。

おじいさんが病院の看護師や職員を目当てにやって来る。またはおばあさんの場合はスーパーの若い男性店員が目的になります。
お店の売り上げに貢献しているので「来ないでください」
とは言えません。

また子供に対するタイプもあります。
「あの子は可愛い」
ということで小学校低学年の子供の登下校時に、通りの角でその子が通るのを待っている。
子供の方は、なぜ名前も知らないおじいさんやおばあさんが毎日そこに立っているのか、不思議でたまりません。
現在、見守りという便利な言葉があるので、
防犯に役立っているということはあると思いますが、
高齢者が決まった時間に出掛ける場合は要注意です。

まとめ

総じて言えるのは問題行動が出る高齢者は長生きする傾向が強く、問題が10年以上継続します。