陰謀論はハマると抜けられない
1985年の日本航空123便墜落事故に関して、青山透子という人が陰謀論を主張しています。
奇妙なのは同氏の著作の参考文献リストです。
あるはずの書籍が載っていないのです。
それが池田昌昭という人の書籍です。30年以上前に出版されて、町の図書館の棚に並んでいました。ところが図書館には
「10年廃棄」
というのがあり、いつのまにか棚から消えてしまいました。
代わりにその棚には青山透子氏の本が並んでいます。
池田氏は自衛隊の標的機が123便の垂直尾翼に命中したという説を言い続けました。
読んでみるとわかりますが、空想を現実と思い込んでいるという印象です。
夕方、自衛隊員が仕事から解放されてゆっくりしている時間にわざわざ標的機を飛ばすことはないと思います。
池田昌昭 著『国家機密 : JAL123便は国家権力によって「撃墜」されたのか』,金沢印刷,1994.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13155289 (参照 2026-01-19)
池田昌昭 著『国家機密 : JAL123便墜落「事故」の隠された真実の発掘』続,金沢印刷,1994.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13224774 (参照 2026-03-09)
さて彼の主張は世間で、全く相手にされませんでした。彼が弁証法的唯物論を研究していたからです。弁証法的唯物論は共産主義の根幹理論です。
つまり彼は共産主義者だったのです。
共産主義者は
「日本政府、アメリカ、自衛隊、大企業」
を悪者にします。
決して
「ソ連や中国、北朝鮮」
を悪者と扱わないのです。
青山透子氏がなぜ池田氏の著書を無視するのか?
その理由を知りたいです。
さてこれまでいくつもの陰謀論がありました。
帝銀事件、下山事件、府中三億円事件
最近では
フルベッキ写真、和歌山毒物カレー事件、安倍元首相暗殺事件
GESARA、NESARA
等です。
帝銀事件では小説家の松本清張氏が陰謀論を主張し、旧日本陸軍の軍医が関係していると言っていました。
彼は熱心な共産党支持者でした。
共産党の支持者だから
「旧陸軍が」
という話になるのは当然です。当時はまだ自衛隊が発足していなかったので
旧陸軍というわけです。
そう言えば昔、家に投函された共産党のチラシでは必ず、松本清張氏、大滝秀治氏、市原悦子氏の名前がありました。
陰謀論は読んでみると、非常に興味深いものです。
だから本は売れるし、Youtubeでも人気があり、陰謀論専門のタレントもテレビに出てくるのです。
しかし陰謀論は一度ハマると
「抜けられない」
状態になります。
宗教やカルトにマインドコントロールされた状態と同じなので、周囲の人が
「それは間違っている」
と指摘しても頑として説得を受け入れません。
宗教で多額の献金をするよりマシですが。
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