エアコン室外機の騒音各種

エアコンの室外機の騒音で困っている人は多いと思います。
使用した体験から、わかったことをまとめてみました。

1. ファンの騒音
ブォーンブォーンといった感じの音

 
大きい室外機だと50メートル離れたところでも低い音として聞こえたりします。
家庭用でも低速域で音が大きく感じる場合があります。

2. 圧縮機の騒音  ボンボンボン、ドドドドという感じの音がします

マンションならコンクリートを伝わって響きます。

防振架台を使ったり防振ゴムをを挟んで対処するようです。

ちなみに防振に使用する材料にはゴムやウレタン、スチレンボード、スプリングなど
さまざまな種類があるのは振動や騒音の周波数に関係があるという話です。

3. 圧縮機の劣化  

シャカシャカシャカという音がします。
この状態になると買い替えることになります。

4. 異音、金属音 

チチチチチ、カチカチカチという音がします。

ファンのモーターから
またはそれを支えている金具から
あるいはその金具と本体の接合部から
発生していると考えられます。


クルマのエンジン音のようなものすごい音がして、
エアコンの室外機を見て、とんでもなく振動していたら
これはファンのモーターの軸ブレが原因と考えられます。

この軸ブレをそのままにしておくとモーターの支柱の金具と本体の接合部に
致命的な問題が起きて、耳障りな金属音がするようになります。


この支柱は年々、新しいモデルで華奢になっています。その理由は省エネ効果を狙って
支柱が室外機内部の空気の流れの妨げにならないように表面積をギリギリまで削っているからでしょう。

ちなみに室外機を触って、胸に違和感があったら、漏れ電流が原因と思います。


追記 室外機の振動 固体音問題


エアコン室外機の振動はマンションの躯体に伝わり、上下の階に伝わって騒音、振動となって問題になります。

騒音の特徴

かなり低い音で気になります。頭が痛くなる人もいると思います。ドドスカドドスカという感じの音や、ウーという音の場合もあります。

振動の特徴

床から振動が出ている場合はジワジワ、ザワザワという感じ。寝てみると手先まで震えたり、ピリピリすることがあります。顔面紅潮、手指の先が赤くなるまたは白くなる。仮にそこで毎日寝ていると、室外機の作動する度に起こされることになります。当然、睡眠不足になると思います。

体験してみるとポンプや変圧器の振動よりは軽い感じですが、侮ることはできません。おそらく知らず知らずのうちに影響を受けて不定愁訴などになっている人は多いかもしれません。

問題はこれをどう解決するかです。消極的な方法は寝る場所を変えるというくらいしかありません。

積極的には振動源のエアコン室外機に有効な防振対策をすることです。防振ゴムで騒音が軽減すればいいのですが、そうではない場合はかなり大変です。

最近ではラスクという金属を敷くと効果があるという話もありますが、確認したわけではありません。

また発生源のところの住人と交渉することも大変なストレスになります。

そもそも室外機から振動が出ていることが問題です。おそらく家電メーカーは室外機内部に防振ゴムを敷いていると思いますが、それだけでは有害な振動をカットできないことは明らかです。


防振関係のメモ


防振ゴムを使用したのに効果が無い場合どうしたらいいのでしょうか?調べてみました。

原因としては
機械の振動が大きい、
重量が重すぎるまたは軽すぎる
または20ヘルツ以下の振動などです。

このうち低い周波数に効果がないのは良く知られているようで
その場合に使用されるのが、金属ばね、空気ばねです。
金属ばねはサージレスタイプを使用するとのことです。

エアコンでは金属ばねを使用した架台を使用したり、
吊り下げ用でも金属ばねを使用した物が売られています。

次に空気ばねです。使い方が難しいようですが、これを使用した防振架台が市販されています。

考えてみれば電車や自動車の防振には金属ばねや空気ばねが使用されているわけです。

技術者の問題

ポンプの設置ではかなりの防振対策が行われているようですが、
変圧器やエアコンではかなりずさんになります。
特に後者では防振ゴムは万能と思い込んでいる技術者がいて驚きます。

この原因は前者が機械の技術者、後者は電気の技術者が担当するからと思います。
要するに機械の技術者は振動工学を勉強したからさまざまな選択肢があるということです。

その他 

次にそれ以外の防振材料は何かないかと調べると
鋳鉄ラスクやシロディン、シロマーというものがあります。

シロディンとシロマーというのはオーストリアのゲッツナー社が開発した防振材です。
 防振ゴムより下の周波数に効果があるという話です。

また浮床工法ということも行われているとのこと。
これは床に防振材料を挟むという方法です。

使用されるのは昔はアスベストが使用されていたそうですが、
現在はグラスウールやシロディンなどが使われるとのこと。

浮床工法では乾式と湿式の二種類があるとのこと。

さらに面白いのはコンクリートや鉄筋を切断することもあるというのです。
そこまでするかという感じです。

防振では
建築分野や
土木、たとえば道路の防振などもあります。

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