家と土地と家相の話

家相

家相という占いが日本に広まったのは戦後のことです。

戦前の家の間取りはかなりいい加減でした。
南側に便所や台所が配置された家がありましたが、
戦後、家相の知識が広まると、そのような家はほとんど見られなくなりました。

家相を広めたのは占い師と建築家です。
特に暦の本が重要な役割を果たしました。

風水

次に風水とは土地には龍がいるという考え方です。
この龍が人間に物質的、霊的に影響を与えるというわけです。

山と水の二つの龍を見ることで吉相、凶相を判断します。
そして龍には龍穴というものがあり、その龍穴には良し悪しや性格があると考えられているのです。
風水師は羅盤というものを使用して占いますが、具体的にどのようにするのか知りません。

風水は４０年ほど前に、台湾や香港の書籍によって日本に紹介されました。
また五術占いというのも流行していました。
東京では昔、神保町の原書房という本屋に五術占いの本が並んでいました。海風書店という台湾の本を置いてあった本屋には風水の本がありました。現在の風水を見る人はこのようなことに影響を受けていることは間違いありません。
なお、色にこだわるタイプの風水を私は知りません。
大陸中国にも風水師は存在するはずですが、文化大革命のときにかなり粛清されたそうです。


さて家相や風水はあくまでその人の徳分が現れやすい世界です。
徳分の多い人は吉相の家に自然と住み、徳分のない人は悪相の家に住むことになります。
また徳分が多い時は悪相の家に住んでも大丈夫ですが、徳分が減ると悪相の家によって非常に不幸になります。

また良い龍穴に墓を立てると子孫が出世するとか、
そのような場所に家を建てると事業がうまく行くとか
そんな話は聞きますが、実際にそうなるかは微妙なところです。

日本では風水は主に家相やインテリアでしか応用されていませんが、
中国、台湾、韓国では主に吉相の土地を選ぶために用いられています。
そのため土地の買収は非常に難しいという話です。

間取り

家相では入り口をどこに置くかを問題にします。
たとえば入口の場所をどこにするかを問題にします。

日本では南側に居室を配置し、北側に水回りを置くのが普通です。
南に水回りがあると凶というのが常識です。

確かにこれは正しいと思いますが、アメリカの住宅ではこのような考え方がありません。
トイレや浴室が南面に配置されていることが多いのです。
画像でone story home plansやtwo story home plansで検索するとそのような間取りが見られます。だからと言ってアメリカ人が運が悪くて病気がちという話は聞きません。

しかし明らかに凶相の家は存在します。

たとえば家の真ん中を階段が直線状にある場合です。
これは家相の本にある通り、夫婦が離婚する家です。
実際にそんな家を知っています。


次に吉相の家を考えます。
東京では、昭和の初めに田園調布や荻窪、常盤台といったところにセレブ用の住宅が建てられました。元軍人や元官僚などが退職後に住んだという話です。

それらの間取りは東入口で北水回り、南居室、北西に台所という感じです。
西入口では入り口の左に台所といったところです。さらに女中部屋や書生部屋がありました。

それでは現在のセレブ用の家はどうでしょうか。
超高層マンションなどの上階にお金持ちが住んでいます。
そのような住戸の間取りは実はいまいちなのです。
これは外国人の駐在員用のマンションにも共通します。
間取りは、北入口、北水回り、北東に台所、南側に居室、西に寝室を配置した感じです。陽当たりもよくて非常に良さそうに思えますが。

さて東京や埼玉、千葉、神奈川はマンションが多く、間取りもほとんど同じです。
特に3LDKの間取りはほとんど同じです。したがってあまり家相は気にしない方がいいと思います。
一方で気にすべきは別のところにあります。

立地

お金持ちが住んでいるところはたいてい坂の多い地区です。
たとえば田園調布や自由が丘、奥沢、荻窪などはその典型例です
南面が低く北面が高い場所が好まれます。

ところが若い時は好んでそのような場所に住んでも、高齢になると自然と他の場所に引っ越すようです。つまり坂が多くて歩くのに難渋するというわけです。
特に雪が降った後は大変です。とても歩いて外に出ることはできません。

平坦で歩きやすい場所に高齢者は適しているわけです。
しかし坂が無い町で大通りから細い道が何本もあるような街並みは問題があります。なぜか防犯面で問題が出ます。


高圧線が家の周囲にあるというのも良くありません。
また電柱の変圧器が二階の真ん前にあるというのも。

排水路も要注意です。
周辺の汚水が集まるところに家があるのも良くありません。

他には隣のエアコンの室外機やエコキュートの場所や向きも注意すべき点です。

区画整理に注意する

古い地区で区画整理が行われた場合、注意が必要です。
昔の道が潰されて宅地になり、その上に家が建っていると問題が発生します。
つまり死霊が昔の道を現在も通っていることがあるからです。

よくあるのが日陰の土地です。農家は日陰の土地を「畑にすることもできない」と言って
宅地にして借家を立てることがあるのです。実際に丘の北斜面に借家がへばり付いていることがよくあります。

このような土地はあまり勧められません。やはり陽当たりがよい土地の方が健康には良いと思います。

古井戸、切株

井戸を埋めた跡に家が建っていることもあります。
このような家は凶相です。

さらに問題になるのが、切株です。
かつてそこに大木があり、それを切った場合、
そこに家を建てるのはあまりよくありません。

また木挽きという職業の人が恐れるような木が敷地に植わっている家も難しいところです。

木造の建物の禁忌

木造の家で稀にあるのが逆柱です。
その家の主人が脳の病気になると言われています。
また柱の位置にも問題があったと思いますが、忘れてしまいました。

霊的問題

マンションなどの集合住宅には生きている人間だけでなく、死霊も住んでいます。
これには2種類あって、一つはその場所に固執した死霊です。
もう一つは人間に付いている死霊です。

前者は多くの心霊本に記載されている通りです。
一方で後者を説明した本がないのが不思議です。

たとえば4人家族が引っ越してきました。3人は生きている人、1人は死人です。
その死霊は壁をすり抜けて、他人の部屋に出入りします。
なぜか横方向に移動することが多いようです。
お萩を食べている人がいればその部屋に行き、お萩の気を味わいます。
また美男美女が住んでいる部屋に出入りします。
さらに電気室があるならそれに隣接する部屋に出入りします。つまり電磁気に引き寄せられるのです。
このようなマンションはドヨーンとした感じで、しかも生臭いのです。当の家族が引っ越すと、スッキリします。

次に縦方向の問題です。
なぜかその部屋の上下の住民がなんか変ということがよくあります。
この理由は良くわかりませんが、注意して見ると良いでしょう。


最近は外国人が入居しているマンションがあります。
日本人の場合は霊的に軽い人が多く、つまり先祖供養されて霊界に行っているので生きている人間に憑いていることは少ないわけです。そのためマンション内を行き来する霊は少ないのですが、
外国人の場合はマンション内はかなり賑やかになります。

問題は引き寄せタイプの人です。あの人といると気分がいいと言う人がいますが、そのような人は霊を引き寄せるタイプの人です、このタイプは特にマンション内の霊を引き寄せてしまいます。


さて不動産では事故物件というのがあって、自殺や孤独死などの部屋が存在します。
このうち孤独死に関して、その後の入居者の様子などを観察しましたが、影響は無いようです。自殺に関しては世の中で言われている通りと思います。

念モノ

たとえばそのマンションに住む人が強く人を恨んでいた場合に
建物にその念がこびり付いてしまうということがあります。
またストーカーのような人がマンションに住む特定の人に
強い思いを持っていた場合にも念が付いてしまうのです。
この念モノはシツコイので、なかなかすっきりとすることはありません。

構造

次に考えるべきは家の構造です。
たとえば「おかぐら二階」という家です。たいていの家相の本に載っているのでご存知の人もいるでしょう。平屋建ての屋根の上に二階を増築するとこんな家が出来てしまいます。
家相の本にはなぜ良くないのか書かれていません。
実は二階に近所の霊が集まってしまうのです。

宗教建築は普通、内部の天井が高くなっています。またピラミッドもそんなものですが、その理由は霊を集めるためです。
おかぐら二階にはこのような性格があるのです。

したがって何となくザワザワとして落ち着かない家になります。
家人は眠れないという毎日になります。結局、他に家を借りて引っ越す事態に陥ります。
またこれに似たような家として一階の一部屋だけ天井が高い場合も問題があります。
これも近所の霊が集合するので悪相になります。

数字

同じ間取りでも部屋番号よって、落ち着いた雰囲気、または眠れないなどという状況が生じます。
これはホテルや病院でもあることです。
また人間にはそれぞれ特定の数字を生まれながら持っています。その数字と住居、特にマンションの部屋番号の相性があります。

Aさんはその部屋が居心地良くて、Bさんは居心地が悪いという変なことが起きます。

4という数字はどうなのか？

日本では4階が嫌われています。
4は死というイメージから嫌われているわけですが、実際にはどうでしょうか？
知ってる限りではあまりよくありません。

外観

他に考えるべきはその外観です。
現代アートを取り入れた住宅や学校が結構あります。
日本では昭和３０年代から４０年代に作られたビルや社屋に多かったのです。

ところが３０年くらいして建て替えられた例を見ると、普通の外観の建物に落ち着きます。
推測すると、奇抜なデザインにするとその分、居住性に不都合が出たり、修繕費用が高くなったりという問題があると思います。

国会議事堂

外から見ればお分かりの通り、パルテノン神殿の上にピラミッドが載っているかなり悪趣味なデザインです。しかもその最上階には奇妙な螺旋階段があることが知られています。
その螺旋階段がフリーメーソン独特のものらしいのです。
このような変な建物はやはりそこで仕事をしている人に多大な悪影響を与えると思います。
事実として日本の政治は現在の議事堂が出来てから間違った方向に行ってしまったことは明らかです。
また現在は取り壊されてしまった長銀のビルです。このビルはビル風対策で、奇妙なデザインになったみたいですが、やはりという結果になりました。


ビルは普通、平面図で矩形になりますが、中には三角形や楕円形など変った物が多数あります。
たとえば日比谷図書館は三角形で、非常に利用しにくい内部構造です。
また昔は日本興業銀行だったビルはエイリアンの頭のような奇妙な形をしています。
他にも東京フォーラムも内部は鉄骨がむき出しで、相当冷暖房費用が掛かる感じです。

奇妙だから悪相だとは言えませんが、なるべく矩形にした方が使い勝手は良いと思います。


ちなみに都心のビルの問題点はトイレです。
たとえば池袋のサンシャインの文化会館やワールドインポートマートです。
これらのビルは今から４０年前に建造されました。さまざまなイベントが催されていますが、行ってみるとトイレの位置が遠くて非常に不便です。
このような不便なトイレの位置のビルが都内には多く、法律が悪いのか非常に疑問です。

競売物件

競売物件がありますが、それを買って住んだ人は一体どうなるのでしょうか。
知っている例ではやはり事業が継続できなくなったとか、あまり良い印象はありません。

家、土地でずるいことをした場合

地方に行くとかなりこういう例が多いのですが、
他人の土地を勝手に駐車場として使用した。
他人の土地を勝手に畑にした。
または他人に無断で土地を道路として使用した。

家を売る時に二重に売った。

昔はこのようなズルイことが多かったのですが、
そのようなことをした人はどうなるのでしょうか。
本人は無事でも、家族が災難に遭うのです。ズルいことはするものではありません。