無宗教、無信仰が日本を衰退させた

日本が衰退した原因は二つあります。
その一つはゆとり教育です。
経済力と学力は相関関係があり、学力が上がれば経済発展するというのは当たり前のことです。
この事実を無視して文部官僚や学者たちは学校で教える内容を激減させたのです。
それは昭和51年ごろに遡りますが、日本人愚民化計画と言うべきものです。

そして衰退の原因のもう一つは無宗教、無信仰という問題です。

俗説に「3代、無信仰な家は滅びる」というのがあります。
普通は当人、その父親、父方祖父というのが無信仰だと絶家になると解釈します。
これは家だけでなく国もあてはまり、たとえば旧ソ連は1917年に誕生し1992年に崩壊しました。
この75年とは一世代25年と考えると3世代になり、きっちりこの俗説が当てはまるのです。ソ連は社会主義国であり、社会主義は宗教を徹底的に否定します。

さて日本では無宗教であることが一種の美徳とされ、神仏を崇拝しなくなり、多くの国民が先祖崇拝や無神論に陥りました。
先祖崇拝も神仏を無視する形式のものがあり、無神論と大して変わりありません。
たとえば仏壇の中央の一番高いところに先祖の位牌を置いたり、
墓相墓という占いや風水にこだわった墓などが、神仏を無視した先祖崇拝になります。


また最近驚いたのは禅宗の僧侶で、「座禅は無宗教だ」と主張する人がいたことです。
神仏があって初めて行があり、座禅があるのは原則であり、一体この僧侶はなにを言っているのでしょうか?こういうバカな僧侶が考えているのは、「無宗教」と言いふらせば、キリスト教の人も参禅して、儲かるということでしょうか。

他にも修養、倫理、実践という考え方も問題です。
そもそもこのような考え方は神仏に対して信仰心があって生まれてくるものです。
ところがこれらは一切信仰を語らず、ただ実践すればよいという、「無信仰な行」に陥っているのです。

無信仰な行は規律や秩序を破壊します、無規範になるのです。
たとえば「行だからなにをやっても許される」というようなことを言うようになります。
行を中心におく団体は戦前で言うと教化団体に該当し、宗教を実生活に生かすということを目的としていたのですが、戦後は宗教を語ると人が集まらないから、無信仰な行を主張したというわけです。

1945年に無宗教な考え方が始まったと考えると、2020年に日本は崩壊することになります。
共産中国は1950年に建国しましたから2025年に崩壊することになります。
日本人が衰退を阻止したいのなら、信仰心を持つべきです。

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