自閉症の不思議な話

世の中には不思議なことがあるものです。都心のある医院に付き添いで行った時のことです。待合室で待っていると、一人の子供に目が留まりました。その子はこだわりの強い行動を繰り返していました。それは自閉症特有の行動とすぐに私はわかりましたが、周囲の人たちは驚くばかりです。そのうち父親が外に連れ出し待合室は平穏になりました。

母親は順番待ちで待合室にじっとしています。このような子供を持つと母親が心労から病気になると思いました。それからしばらくして父子は戻ってきましたが、再び子供はあの特異な行動を繰り返したのです。
その後、この医院に関して調べたところ自閉症の治療をしているというのです。ということは母親が病気で通院していたのではなく、子供の方だとわかりました。
一方で、自閉症の治療は無理じゃないかと思いました。なぜならそれまでに自閉症や発達障害に関して本を読み、テレビドラマなどを見てきましたが、良くなるという話は聞いたことがありません。ちなみに大型書店の教育のコーナーには150冊以上の自閉症や発達障害の本が並んでいます。図書館にも20冊くらいの本が並んでいるので、いかに多くの人がこの問題に直面しているかがわかります。
一年半後、その医院に行く機会がありました。待っていると、見たことのある親子3人が目に留まりました。そう、前述の親子です。子供は背が伸びたようです。ところがその子は前回と違って大人しいのです。あれっと思っていると、何と父親と会話をしているのです。良く聞いていると子供は言葉を反復するところがあります。しかし確か前回は全く会話がなかったのにどういうことなのでしょうか。
自然治癒と考えるには無理があり、正直言って信じられません。

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