ロボット労働やIT会計に課税すべき
ロボット化、IT会計の影響
30年前、新宿駅西口や南口の改札では駅員が
ずらっと並んで改札業務を行っていました。
ところがそれらは自動改札に変化し、駅員が激減しました。
他にも電車のワンマン運転や無人運転が始まり、
車掌や運転士までも不要になってきているのてす。
またかつては銀行の支店や出張所が町のいたるところにありましたが、
それらは統廃合され、ATMだけになったり、さらにコンビニやスーパーにもATM
が置かれるようになりました。たくさんいた銀行員はどこに消えたのでしょうか?
さらにスーパーでは無人レジが見られるようになり、
さすがにこれはあまり普及はしていないようです。
一方もっとも激変したのが経理会計という部分です。
かつては手作業で売り上げや仕入れの台帳を書いていたのが
いつのまにかIBMのコンピューターが入ってきて
ロータスの123を使って会計を行うようになりました。
1993年くらいからパソコンが普及し、
会計ソフトが広まりました。
これに伴い会計を担当していた事務員が職を失い始めました。
今から15年ほど前のことです。
テレビで青木が原樹海が取り上げられていました。
暗くなってから樹海に入ろうとした中年の男性がいました。
スタッフがあわてて声をかけて事情を聴いたところ
経理から営業に回されたが、うまくいかず悩んでここに来た。
と言うのです。
100人くらいの会社では事務員が何人もいたのに
現在ではたったの一人しか必要ないといいます。
事務員になるにはかなり頭の良い人でないと無理のようです。
以上のようなことは至るところで発生したことです。
つまり自動化、ロボット化、IT化により
人間が職を奪われたということです。
そして自殺者が増加したと思うのです。
特に大企業はこのような変化によって
人間を雇わずに済み、給料分丸儲けしているわけです。
反対に人間は大損、
その人から徴収される所得税や地方税も少なくなり、
行政も大損というわけです。
そして近い未来のわれわれを襲うのは
ロボット化の恐怖です。
特に非正規労働者が担当している梱包、積み込みという仕事で
ロボットが入ってくることは間違いなく、実際すでに一部使用されているのです。
ということは仕事はどんどん無くなっていくということなのです。
またトラックの自動運転の可能性もあり、
夜中、無人トラックが高速道路を走る可能性もあります。
労働の主体がロボットやITになって
人間は不必要という世界に変化しつつあることは
誰もが気づいていることです。
そして人頭税ではもう無理ということです。
人間に課税しても国税も地方税も社会保険も無理ということです。
ロボットの労働に対して課税する
人間が労働すると課税されるのに
ロボットが労働すると非課税というのはおかしいことです。
国や地方自治体は
たとえば20年前に遡り
必要な従業員数を割り出して
現員数と差し引きして
その差の人員分の社会保険料くらいは徴収すべきではないでしょうか?
また自動改札ならば2人分の労働はしているはずです。
それなら2人分の社会保険料や国民年金保険料を払ってもらうべきです。
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