外国人労働者をめぐる堺屋太一氏と長谷川慶太郎氏
かなり前のことです。テレビ局は忘れましたが、外国人労働者を入れるべきか?というテーマで討論番組がありました。出席者で覚えているのは賛成派が堺屋太一氏で反対派が長谷川慶太郎氏です。 堺屋氏は積極的に外国人労働者を受け入れるべきと主張しました。 一方、長谷川慶太郎氏は外国人労働者を受け入れると犯罪が増加し、治安が悪化し、その費用で大変なことになると言っていました。彼はドイツの例を上げてそれを論証したように思います。 番組の途中で東京都内の工場の経営者が外国人労働者の必要性を訴えたと思います。 それに対して長谷川氏はこれからロボットが生産現場で使用されて、外国人は不要になると主張しました。 堺屋氏と長谷川氏の討論はその後も何度か新聞やテレビで行われたと記憶しますが、 現実はどうだったでしょうか? 堺屋氏の主張は否定された 思い出すとひき逃げした外国人がすぐに母国に逃げ帰ったり、日本人の子供が殺されたりいろいろなことがありました。 もし堺屋氏の言うとおりに外国人労働者が大量に入っていたら、現在の日本の経済の状態では失業者が大量に出ていたことは明らかです。そして相当な治安問題が生じていたと思います。 また日本人と外国人のいさかいや混乱が発生していたことは、誰でも推測できることです。 生産現場だけでなく自動改札やATM、ITの使用などで人間不要の環境ができています。 特に外国人の研修生が行っている作業などは今後、ロボット化が進み、当然にして 外国人は不要になると思います。 つまり長谷川氏の主張が正しく堺屋氏の主張が否定されたということです。 長谷川氏の主張に不足していたこと 労働が人間からロボットに移行するなら課税対象も人間からロボットに移行するべきですが 、その部分を長谷川氏は何も考えませんでした。この点が不足していたことです。 頑固な堺屋氏 さて堺屋太一氏は最近の著書で外国人労働者の導入を主張していました。そんなに外国人が好きなら外国に住めばいいと思いますが頑固にもほどがあります。